つぶやき

あれから9年、天国はいったいどこにあるんでしょう。




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今日は父の命日

9年前の今日、父は逝ってしまったのです。

病院に入院中だった父は、それまでは意識も朦朧としていて、いつ逝ってもおかしくないぐらいの状態だったのに、その前日の夕方には、いつものように父の病室で長い時間を過ごして帰る私を見送るために 、しっかりと体を起こして「なんや、もう帰るんか、しゃあないなぁ…」と関西を離れて何年経っても抜け切らない関西弁で言ったので、私は、「また明日の朝来るわ」と言ったのが父と交わした最後の会話となりました。

それから数時間後の日が変わって間もなくのこと

父が入院中は、いつ病院から電話があるかもわからないから、就寝中も枕の横に携帯を置いていたのだけど、私が寝付いた直後、病院からの電話で目が覚め、担当看護師から「お父さんの息が止まりそうなのですぐ来てください。」との連絡がありました。

電話を受けてからすぐに病院に駆けつけ、父のいる病室に入ると、看護師が父に心臓マッサージを施している姿が目に飛び込んできたのだけど、その父の顔はすでに帰らぬ人となっていたのは素人目に見ても判断できることでした。

私が到着するのを待っていたかのように、その数分後にまで父の心臓マッサージが継続されることもなく、医師立ち合いのもと死亡が確認されました。

あっけないものでした。

前日の夕方、まるで明日にでも元気になって退院できるかのような顔をして、しっかりした口調で「なんや、もう帰るんか、しゃあないなぁ」と言った父の関西弁が今でも頭から離れません。

一人静かに病院で逝ってしまった父

それまで何回も入退院を繰り返していた父だったけれど、その都度元気になってうちに帰ってきていたもんだから、また、元気になってうちに帰ってくることを信じてやまなかった私は、父と交わした最後の会話を振り返っても、ただ呆然とするだけで、人の命は永遠ではなく限りがあることを思い知らされたのでした。

あれから9年

今日もあの日と同じように晴れてはいるけれど冷たい風が吹いています。

仏壇の父の写真は相も変わらずニコッと笑っていますが、天国っていったいどこにあるんでしょう。

天国の場所がわかれば行ってみたいし、もう一度父といろんな話がしてみたい

そんなことを思った今年の父の命日でした。




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