病院帰りに例の中華そば屋
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今日は母の病院受診の付き添い
半年に一度のこの日を、受診と言えども母がなにげに楽しみにしているのは、何を隠そうお医者との会話なのです。
かれこれ10年来の付き合いになった母とお医者との会話は、検査の結果がどうだったとかそういったことより、ボケとツッコミみたいな会話
「先生、骨が丈夫になる注射より、早うあの世へ行ける注射打ってょ」という母に
「早うあの世へ行きたいなら、ここへ来ずに長野県のお寺へ行かないかんわ」と言うお医者
長野県のお寺というのは、おそらく善行寺だと思われますがね
そんなこんなで受診とは全く関係ない会話をしばらくしてから、半年に一度の総合病院の受診が終わるのがいつものことなのです。
だけど、お医者もその道のプロです。
ずっと上昇し続けていた母の大腿骨の骨密度が、今回の検査では若干減少していることをしっかり指摘
母の日常の運動量が益々減っていることを見抜いていました。
母は帰りしな、お医者に「先生ありがとう、また半年後」とあいさつしていたけれど、その半年毎の受診があることを私はこれから先、祈るような思いに徐々に変わってきました。
病院への行き帰り、車の乗り降り、車椅子へ移る時の母の動作は危なっかしくていつ転んでもおかしくないぐらいヨロヨロでした。
病院を後にしてから、母をいつもの中華そば屋に「行くか?」と誘うと、「行きたいけどこんなにヨロヨロやしなぁ、でもあそこのそば食べたいなぁ」と言う母
私は「食べたいなら行くだけや」と言って、中華そば屋の玄関先スレスレに車を止めて、入り口に一番近い席に母を座らせてから、無事に二人で馴染みの味の中華そばを食べてきた次第です。
母が椅子から転げ落ちないように見守りながら中華そばをすすっていた私は、中華そばの写真を撮ることなどすっかり忘れておりましたが、ここの中華そばは昔ながらのサッパリした味です。
こんな感じの中華そば

*画像お借りしました。
二人三脚でこのお店を長年営業しているご夫婦も今ではかなりのご高齢
半年前までは夫婦でカウンターに立っていたけれど、今日はご主人一人でした。
理由を聞くと、奥様は足が痛くてもう長時間立っていられないとか
勘定を済ませて店を出る時、母は店主に、「半年後にわしがここへ来なんだら、あの世へ行ったと思ってくれ」なんて、またつまらない冗談を言っていたけれど、いやいや店が閉まるのが先になるかも知れないと思ったりして
定年退職後、私がこの街とオサラバして終の棲家に移り住みたいという思いは変わっていないけれど、この街とオサラバするということは、私がこの街で生きた50数年の数々の歴史ともオサラバすることなんだと、ちょっと寂しい気持ちになりました。
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半年に一度のこの日を、受診と言えども母がなにげに楽しみにしているのは、何を隠そうお医者との会話なのです。
かれこれ10年来の付き合いになった母とお医者との会話は、検査の結果がどうだったとかそういったことより、ボケとツッコミみたいな会話
「先生、骨が丈夫になる注射より、早うあの世へ行ける注射打ってょ」という母に
「早うあの世へ行きたいなら、ここへ来ずに長野県のお寺へ行かないかんわ」と言うお医者
長野県のお寺というのは、おそらく善行寺だと思われますがね
そんなこんなで受診とは全く関係ない会話をしばらくしてから、半年に一度の総合病院の受診が終わるのがいつものことなのです。
だけど、お医者もその道のプロです。
ずっと上昇し続けていた母の大腿骨の骨密度が、今回の検査では若干減少していることをしっかり指摘
母の日常の運動量が益々減っていることを見抜いていました。
母は帰りしな、お医者に「先生ありがとう、また半年後」とあいさつしていたけれど、その半年毎の受診があることを私はこれから先、祈るような思いに徐々に変わってきました。
病院への行き帰り、車の乗り降り、車椅子へ移る時の母の動作は危なっかしくていつ転んでもおかしくないぐらいヨロヨロでした。
病院を後にしてから、母をいつもの中華そば屋に「行くか?」と誘うと、「行きたいけどこんなにヨロヨロやしなぁ、でもあそこのそば食べたいなぁ」と言う母
私は「食べたいなら行くだけや」と言って、中華そば屋の玄関先スレスレに車を止めて、入り口に一番近い席に母を座らせてから、無事に二人で馴染みの味の中華そばを食べてきた次第です。
母が椅子から転げ落ちないように見守りながら中華そばをすすっていた私は、中華そばの写真を撮ることなどすっかり忘れておりましたが、ここの中華そばは昔ながらのサッパリした味です。
こんな感じの中華そば

*画像お借りしました。
二人三脚でこのお店を長年営業しているご夫婦も今ではかなりのご高齢
半年前までは夫婦でカウンターに立っていたけれど、今日はご主人一人でした。
理由を聞くと、奥様は足が痛くてもう長時間立っていられないとか
勘定を済ませて店を出る時、母は店主に、「半年後にわしがここへ来なんだら、あの世へ行ったと思ってくれ」なんて、またつまらない冗談を言っていたけれど、いやいや店が閉まるのが先になるかも知れないと思ったりして
定年退職後、私がこの街とオサラバして終の棲家に移り住みたいという思いは変わっていないけれど、この街とオサラバするということは、私がこの街で生きた50数年の数々の歴史ともオサラバすることなんだと、ちょっと寂しい気持ちになりました。
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