歳をとってから一人になると / 煮干しで出汁をとった味噌汁

孤独は寿命を短くするとは本当なのでしょうか


一人暮らしの私

実は４連休真っ只中で、孤独にならざるを得ない日々を過ごしております。


初日と二日目は、寝ている時間の方が長いぐらいゆったりした時を過ごし

連休中初めて言葉を発したのが昨日

私からかけた遠方に住むいとことの電話でした。


一人暮らしのいとこも、私からの電話を格好のカモが来たと言わんばかりに１時間半もしゃべり続け、私は電話を切った後に電話代が気になるぐらいでした。

いとこからかけてくる電話は用件だけ言ったらそそくさと切るくせに、私からかけると引っぱる引っぱる

まったくもって強かな奴だけど、お互いに言えることは孤独を感じた時に電話をするのかも知れません。


今日は幸いなことに日曜日

週に一度の食料品の買い出しを済ませると、いつものように実家の分の食料品を届けるというミッション

そして母との短い会話が待っています。


なんやかんや言いながらも母との会話がなにげに楽しみだったりして

私が今、抱いている定年後の計画を話すと、急に母の顔が曇り出し、声が震え出すのは気になるところ

定年後、私はいとこのいる土地に住居を移すつもりでいるのだけど、そこは私たち家族がはるか昔に住んでいた土地

私にとって、そこに終の棲家を求めるにはいい場所だと思っているのだけど、母にとってはそうでもないようなのです。

当初、私は一人で移住するつもりだったのだけど、年老いた母だけはやっぱり置いていくわけにもいかず、母を連れて行くつもりで母にはそう伝えていて、母もそれを楽しみにしていると思っていました。

ところが、母はいつも出来の悪い兄のことをボロクソに言っているくせに、いざ兄一人を置いていくとなると不憫で心配で心配でしかたないよう

だから、私がこの話をし始めるといつも声が泣き声交じりに震え出すのです。


兄を一人にしておけない母の気持ちもわかる

今私がしようとしていることは母と兄を引き裂くことなのかもしれない

私の兄に対する思いは、これまでの経緯からすれば「情けは人の為ならず」という思いの方が強い


震える母の声を聞くたびに、母の幸せは何なのか考えさせられます。





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