最近姿を見かけなくなっていたご近所の奥さん

まだ

ご結婚したての頃は
きれいで評判だった
同じ集合住宅の住人の奥さん

今では
中学生になった２人の娘さんに
恵まれていたけれど

ここ数年は
いや１０年近くになるでしょうか

トンと姿を見かけなくなっていたのは
ご病気をしてらっしゃったからで

食料品の買い出しなどは
いつも
ご主人と娘さんたちでした。 


今日仕事から帰ると
集合住宅の
階段の昇り口の掲示板に

奥さんの
お通夜とお葬式の日が書かれた紙が
他の掲示物に並んで
貼ってありました。


同じ集合住宅に住んでいたとはいえ
奥さん自身とは
ほとんど交流もなく

亡くなられたことには
お気の毒だとしか申し上げられないけれど

ただ
毎日毎日
仕事もしながら
奥さんの看病は勿論のこと

食料品の買い出しやなんかも
甲斐甲斐しくしてらっしゃった
ご主人や娘さんたちのことを思うと

何とも言えない気持ちになります。

　
何とも言えないと言うのは

自分のわがままで離婚した私に
伴侶に先立たれた者の気持ちなど

推測にしても
おこがましくて
語ることはできないからです。


奥さんのご冥福をお祈りします







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